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特別対談 これからのIT教育について

RainbowApps特別顧問であるお二人にこれからの教育のあり方を語っていただきました。

ソフトバンクモバイル株式会社 元副社長 現取締役特別顧問:松本 徹三氏 (右)

元Google日本法人 代表取締役:村上 憲郎氏 (左)

お二人が歩まれてきた経歴の中で、今の日本の教育とこれからの教育について考えておられることをお伺いします。

村上氏

私は典型的な団塊の世代ですが、結論的に言うと、今中途半端な時期であると思っています。我々の頃は、いい大学にいって、いい会社に入って、上手く勤め上げれば、社会全体的にスタンダードコースみたいなのがあって、そこから外れた人も乗った人も、なんかある意味精神的な安定感があった。ところが、今の社会にはスタンダードコースは存在しないので、自分がどこにいるか、立ち位置が測定できないと思う。それが一つ。教育という意味では、詰め込みだろうが、受験勉強だろうが、それなりに成立していたが、スタンダードコースが崩壊すると、みんな今のままじゃ教育はダメだと感じているが、それに変わるメソッドが提示されないので、皆茫然自失という状態がありますね。

松本氏

教育を考えるときに2つに分けるといいです。1つは、小学校から~中学、2つ目は高校~大学。最初は、物事をわかっていない人に対する教育、2つ目はしっかりと自我が確立してからの教育。これをわけて考えたほうがいいと思います。小学生らへの教育で重要なのは、自分はなんなのか、自分は何が好きなのか、何が得意なのかをわからせるのが教育の最大の目的だと思います。「好きこそ物の上手なれ」なんですよ。嫌いな物をやったって、苦しいし、時間はかかるし、得るものは少ない。自分の興味のあることをやれば、メキメキ腕が上がって、効率もあがるし、楽しいし、人生も豊かになる。最初に一番重要なことは、「自分とはなんぞや?」ということを教えること。

高校~大学になると、自分のことはある程度わかっているんだから、今度は自分の将来、どんな仕事をするのか、それを見極めさせるというのが、教育の最大のポイントだと思います。それに加えて、したいと思ったことをやるときにどんなスキルセットが必要か、なにを学べばいいのか、何に時間をかければいいのかを理解させる。

しかし、好き嫌いではこだわってはいられない分野もあるので、普通の人は、ある程度苦労はしないと、自分の好きなことはでききません。まず自分が生きていかなくては、どうにしようもない。生活の糧を稼がなくてはならない。僕の時代はそんなんじゃ食べていけないよというのが決まり文句だった。今の時代の人はどうなのかわかりませんが、食べてはいけると思うんだけど、食べていけなくなるんじゃないかという恐怖心はがあまりないのではないでしょうか。これはある意味危険なことであると思えます。

教育の目的は、自分が何をやりたいかを発見させる。それをもとに必要な知識、スキルというものを教える。その時は全く理解できなかったけど、当時の先生に自分の嫌なことでも無理やりさせられたことが後々良かったなっていうこともあるんですよ。

この2つの要素から、教育は成り立っていいます。

村上氏

学問の方でいうと、松本さんの言うように、知りたいっていう欲求をつけてくれるのが一番いい。それと同時に、漢字とか九九とかそこは読み書きそろばんのところはきちんとしていく必要があると思います。


松本氏

嫌で興味もないけど、我慢してやらないと、どこかで行き詰まるから。知識・スキルの基礎といった苦い薬を飲む必要がありますね。基礎がないとその時はなんでこんなことやらなくてはいけないのかと思っても、そこからさらに上に行こうと思ったときに後悔してしまうので、やはり苦い薬を飲ますというのは教育には必要でし

なぜか教えてはくれないですよね、漢字や九九も何故学ぶのか。

松本氏

今の教育現場だと、1クラス40人だとして、一人の教師がそれぞれの生徒の個性をみて疑問に答えてあげる。それは人間技じゃないですよね。教師一人が生徒全員を知るというのはかなり無理があります。だから、今の教育体制は決まった基準を作って、教育要項などをつくって、とにかくみんな最大多数の最大幸福になるでしょうと、やむなくそうやっていると思います。ところが、新しいITテクノロジーの誕生で、ある意味本当の教師一人体制教育システムをつくっていくのではないかと思います。教師はいらないということではありません。教師は全部のことに答えてやらねばならないわけじゃない。答えはネットにいくらでもあるのですから。教師は生徒側の立場に立って、自分の経験をもとに、それならこのサイトに答えがあるかもしれないよとアシストをしてあげる。生徒は、自分で目的を定めて、教師はそれをアシストすることが基本コンセプトです。これを実現することは現在のITのテクノロジーは可能です。なぜなら、教師はトータル的なことを教える。興味のある人はどんどん学びたい、興味のない人は他のことを学びたいと、生徒はこう思うなら。教師はそれを見て、君はこれやりたいんだね。君はあっちの分野だねと、学ぶことの効率も楽しさも倍加します。こういったことが教育の現場でできたら、これは教育のパラダイムシフトともいえます。ITはもはや絶対に必要な技術なってきていますこれはもう議論の余地もない。ただ、それを実際にどうやって生かして、どうやって理想を実現するのかにこれから多くの人が叡智をつぎこまなければいけません。

 

村上氏

私も松本さんがおっしゃるように教えることをを教師が体現するのではなく、もはやITベースで教えるということになっているわけです。しかもそれが、生徒が学ぶということと上手くマッチングしている。教師の役割は、その全体のオペレーターなんですね。ITの技術がいよいよ教育現場に入っていって、教え方と学び方を変える。学校で学んだ事を、家でもそのままできるような状態にしていかないいけませんね。

お二人から、21世紀に子供たちを幸せにするために社会の構造も踏まえた上で、どういった教育が必要でしょうか?

村上氏

私は31歳から英語を勉強したから、とても苦労したました。とにかく英語!英語だけやれと、国境を超えて、、日本語、中国語、英語と、世界中で喋れてる言語もあるけど、国民国家として閉じていると、それで一体感みたいなものが形成されてるわけじゃありません。そうじゃないようにしようということで、人工言語を作ってこれを共有しましょうとやったんだけど、これがうまくいかなかった。それで今は良い悪いは別にして、歴史的経緯の結果として、英語が一応公用語になったわけです。

 

松本氏

英語は事実上の世界標準言語になったわけですね。

 

村上氏

その時に注意しなければいけないのは、アメリカ人みたいな、発音でしゃべらないと駄目だとか、文法通り喋らないとだめだとか、そういうのは一切ないわけです。私は一人で、ブロークンイングリッシュ同盟を作って、自称委員長をやってるんだけど。気にせずに、ジャパニーズイングリッシュを喋ればいいんです。。もちろん発音を全く無視しろとは言わないんですが。それ以上に間違いがあってもいいので自分の思いを伝える。それを伝えるためには、英語しかないわけです。

 

 

松本氏

はっきりしているのは…第一に世界は益々、国境のバリアが少なくなってくるということ。つくりだしたサービスが初めから世界に売れなければ、日本以外のマーケット、サプライヤーに頼るようになる。ということは、彼らとコミュニケートできなければ、それが上手くいかないから、日本以外の人とコミュニケーションすることの能力の重要性が、益々高まってくる。もはや一瞬の猶予もないという所まで来てます。第二に、英語は今の世の中で標準言語になっていて、発展途上国の人たちがなだれ込んでいる。英語を喋るパーセンテージは益々増えている。第三に、村上さんが言われたのと、ちょっと違うのは、耳で聞いて、彼らにわかる発音で話すというのも極めて重要。それが全てじゃないですが。一番重要なのは、そのロジックが一緒であるということ。英語の一番いいところは、英語でしゃべりだすと、英語的なロジックに自然と頭の中がなるから。Yes、Noをはっきりするとかね。そこのほうが実は重要なんですよ。でもベーシックはコミュニケートするということだから。そうなると、耳で聞いて誤解されない発音でしゃべるという能力はかなり重要です。

 

それにITはどう貢献していくんでしょうか。

松本氏

本当の意味で英語ができる教師が今の日本では圧倒的に少なく、生徒がネイティブに近い先生に出会える確率はかなり低いと思います。IT教育なら、本当のプロが最もいい形で考えに考え抜いたものが使えます。本当に質の高い教育はITでしか行えません。

RainbowAppsのやっていることは意義があるんでしょうか?

二人

もちろんじゃないですか! ものすごく意義がある。


松本氏

私の理解なら、相当レベルの高い人を育ててると思います。若い時からやらなければ、レベルは高くなりません。例えば、このアプリケーションだめだね、自分で作りなおさないとピンとこないよねと自分で新たに作りなおすレベルのスキルは必要とされます。

 

ありがとうございました。